ああ宮城県
吉川団十郎の名曲を訪ねて

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ああ宮城県・第二章

さて、『ああ宮城県』のヒットから42年後(2018年)のある日、突然Mさんと言う企画会社の社長さんが私を訪ねて来た。
そして、「川田愛美と言う女性に『ああ宮城県』を歌わせたいんですが、宜しいでしょうかね?」と言う。
私は迷わず「それはとても嬉しい話です。やりましょう」と言う事で話は盛り上がる。
そして『ああ宮城県2020』をレコーディングした。
それでだ、昔のままの詞ではあまりにも時代が違い過ぎ、今の時事にまったく合わない。だから詞のテーマを『東日本大震災』にした。
川田愛美はダンスの先生もしているので歌いながら踊る姿は見事と言うしかない。是非YouTubeで御覧下さい。(自信作です)

『ああ宮城県』の歌詞1番は戦後の宮城県の源風景を歌う。だからこの1番だけは不変の詞となっている。
2番以降はその時代時代のウネリと共に、変わり行く日本の出来事を描写して行かなければならない。
そんな訳でこの歌は歌詞を作り替えて行く事でしか生き延びられないのである。

2021年3月 吉川団十郎